どうもこさぴよです
私は臨床検査技師として4年間働いた後、医療機器メーカーのアプリケーションスペシャリストとして働いています
年収は前職と比べて1.5倍近く昇給し、夜勤もなし、正直嬉しいことだらけ、、と言いたいところですがやはり大変な事もあります
正直アプリケーションスペシャリストという仕事は人を選ぶ仕事でだれにでもオススメできるものではないと感じました
というわけで今回は臨床検査技師からアプリケーションスペシャリストに転職してよかった事、悪かったことをわたしなりにまとめてみました
アプリケーションスペシャリスト(ASP)とは
アプリケーションスペシャリストとは簡単に言えば医療機器の販売サポートを行う職種で、自社の医療機器の『デモンストレーション』や『商品説明』をする仕事です
勘違いしている人も多いですが、営業とは違い、実際のセールス業務はほとんどありません
あくまで営業担当は別にいて、その人達に同行しサポートをするのが主な業務になります
私が所属する企業では以下のような業務を主に担当しています
- 営業と同行し医療機関に出向いて医療機器販売のサポートを行う
- 製品導入後のサポートや操作の説明
- 社内外、学会などでの研修講師
- 販売促進の為の企画やイベント運営
研修などを除き一日中病院内にこもっていた技師時代と比べてかなり移動が増えたのが一番大きな違いかなと思います
確かに大変で辛い仕事でもありますが、前職も死ぬほどつらかったし、もらえてるお給料と比べれば満足度の方が高いです
アプリケーションスペシャリストに転職して良かった事
まずは私が臨床検査技師からアプリケーションスペシャリストに転職してよかった事をつらつらかいてみます。
- 週1~1.5日休みだったのが土日休みになった
- 早番・夜勤がなくなり生活リズムが整った
- 給料が約50%程度アップして生活に余裕が出た
パッと思いつくのは上記の3つです
正直臨床検査技師の時代は病院に人が足りなくて、業務量が多いばかりか休みも殆どなしという状況が続いていたのですが、民間企業という事もあり土日はきちんと休めるようになりました
早番夜勤で生活リズムはボロボロってこともなくなったのでお肌の調子もよくなった気がします
関係ないけど夜勤明けのラーメンとか暴食も減りました(笑)
給料は転職時点で年間350万円→500万円以上にアップです
未経験でこれだけって相当すごいですよね
ちなみに、臨床検査技師は現場で実際に様々な医療機器を使っている経験がある為、アプリケーションスペシャリストとして非常に重宝されます
私が面接を受けたA社では過去の経歴を軽く確認されてから即採用でした
アプリケーションスペシャリストに転職して悪かった事
次にアプリケーションスペシャリストに転職して嫌だなと思った事をあげていきます
- 国家資格を活かす仕事ではなくなり親がちょっぴり悲しんだ
- 色々な人と話す機会が増えてコミュ力必須になった
- 出張や移動が多いので時にはダルいと感じる
- 外資系は英語の勉強も必要になってくるので大変
私の性格に依存するところが多いですが、以上が私が感じたデメリットです
臨床検査技師という国家資格を必要とする仕事ではなくなり親が少ししょんぼりしてたのが私の中では悲しかったです
たしかに一度民間に行くと再び臨床検査技師として働くのは難しくなるのでここは慎重に考えた方がいいかもしれないですね
出張や移動、人と話すことが増えたので、これも人によっては多大なストレスになるんじゃないかなと思います
私も対人関係や移動にストレスを感じるタイプなので出張先で以下にストレス発散ができるかを考えながら働いています(笑)
ちなみにアプリケーションスペシャリストの仕事も大変なのですが、正直私が前に勤めていた病院の方が激務だったので、仕事量に関してはむしろ減ったかな?と感じるくらいです
医療事故のプレッシャーからは解放される
毎日病院で患者さん一人ひとりの命を救うためにやりがいをもって奮闘してきた私ですが、臨床検査技師の時代には正直たまにプレッシャーを感じることがありました
「もし私のミスで患者さんに重大な事故が起きたら・・」
こんな風に考えてしまうことがあったのです。
ただ、転職してからはあまりそういったことはなくなりました
勿論アプリケーションスペシャリストとして、医療機器の正しい使い方をレクチャーするのも重大な責任が伴いますが、現場独特の緊張感とプレッシャーからは多少解放されたような気がしています。
医療機器メーカー転職するなら今がねらい目
と、ここまでいろいろと書いてきましたが、個人的には臨床検査技師が転職するなら今が絶好のチャンスだとおもいます
というのも、医療業界自体の需要はどんどん拡大していきそれに応じて医療機器の需要も右肩上がりになっていく、しかし、その反面、臨床検査技師をコメディカルの現場では機械の自動化や人員削減がより顕著になっていくと私は予想しているからです
そしてアプリケーションスペシャリストという職種の需要も増えていきますが、そのポストの数は限られています
すぐに転職できた私ははっきり言って運が良かったです
なのでもしあなたが転職を考えているなら転職サービスへの登録や面談くらいは同時並行で進めておいた方がいいです
せっかく頑張って勉強して国家資格を取ったのに人員削減でお払い箱になって路頭に迷わない為にもぜひ今、この瞬間から行動してみてください
最後まで読んでいただきありがとうございました