どんな仕事にも辞めたくなる瞬間があると思いますが、臨床検査技師の仕事も例外ではありません
本記事では私の現役時代の実体験から『臨床検査技師という仕事を辞めたくなる瞬間』をリスト化してお伝えしていきたいと思います
臨床検査技師の仕事を辞めたくなる瞬間
- とにかく学ぶことが多くて大変
- 夜勤や休日出勤による日常生活リズムの乱れ
- 仕事でミスが続き『向いてないかも』と悩んだ時
- 女性社会特有の職場いじめ
- 責任の重さと給与が釣り合わない
私は3年ほど臨床検査技師として働きましたが、上記の6つが仕事を辞めたいと思った瞬間でした。どうですか現役の技師の皆さん、共感できますか?(笑)
以下、私の実体験などを交えて簡単に一つ一つ説明していきます
とにかく学ぶことが多くて大変
医療の現場は常に進歩し続けており、新しい知識を常に吸収し続けなければなりません。
私は勉強すること自体はそこまで苦ではなかったのですが、講習会とかって休みの日にも多いし、プライベートな自分の時間を削り続けるのが苦痛でした
業務終わりに給与の出ない勉強会に出席してる時、『こんなに頑張って勉強してるのに給与ゼロか…』なんて思った事もありましたね
臨床検査技師ってタダ働き多い気がしません??(笑)
夜勤や休日出勤による日常生活リズムの乱れ
私がかつて勤務していた病院は夜勤や休日出勤が多く、休みは非常に少なかったです
体調が崩れる事も多かったですが現場に人が足りないので毎日大忙しでした。毎日頑張って頑張って働き続け、帰っても疲れ果てて泥のように眠るだけ
休みは平日に1日だけ。しかも休みも直前になって決まるという状況
そんな生活を続けていたら、当時付き合っていた会社員の恋人にも「生活リズムが合わない」と破局してしまったこともあります
仕事でミスが続き『向いてないかも』と悩んだ時
臨床検査技師の仕事は複数のタスクを同時に進行していきます
毎日数百件単位で送られてくる大量の検体を裁かなくてはならないので、機材の準備、検査、片付けを同時並行で進めなくては業務時間内に仕事がおわりません
今日も無事業務終了!…と思ったら簡単な凡ミスであわや重大なインシデント…みたいな事がありまして、、
さらにそのミスで落ち込んでたら別のミスで先輩たちに迷惑をかける始末。。
正直家に帰って泣きながら『辞めたい』って思いましたね。。。
普通の会社員の方たちでもそういう事ってあると思うんですけど、私たち医療職はちょっとしたミスが患者さんの命にかかわるのでめちゃ落ち込むんですよね。
『○○してたら患者さんが亡くなっていたかもしれない』とか怖いでしょ?
参考:臨床検査技師に向いていない人←3年経ってもミスが続く人
女性社会特有の職場いじめ
臨床検査技師って女性が多いですよね?男性がいないわけじゃないけど基本的には女性社会って感じです
俗にいうお局グループみたいなのがあると最悪です
新人教育はほとんど新人いびりで、自信を無くした新人達を退職に追い込むという地獄のような職場が実際にありました
私の知り合いにも職場いじめが原因で心を壊して退職してしまった人がいます。ひどいですよね。
正直職場と人は運なので、もしあなたが今こういった職場にいるのならすぐに逃げてください。やばい人達と戦おうとすると心が疲弊します
責任の重さと給与が釣り合わない
医療職は患者さんの命を左右する仕事です。それに私たちはエイズとかB型C型肝炎に感染した人の血液を扱ったりするわけです
一歩間違えば私たちが命を落としてしまうような仕事なわけです。なのに給料釣り合ってなくないですか?
技師長にでもならない限り年収も400程度で、夜勤に休日出勤に目まぐるしく働いても病院経営者に安い賃金でこき使われ、ぶつけようのない怒りが時折こみあげてくるんですよね
勿論仕事自体にやりがいはあるし、好きでなった仕事なはずなんですけどね。
現実はこんなものですよ
参考:年収1000万円越えはありえる?!臨床検査技師が転職で年収をアップさせる方法
臨床検査技師をやめたい理由のまとめ
以上です。現役の方なら共感できたかと思います。
私は3年間臨床検査技師として勤務したあとに一般の民間企業に転職しました
臨床検査技師で働いていたという経験は新薬や医療機器の安全性を確認する『治験コーディネーター』や、医療機器メーカーで医療機器販売のサポートをする『アプリケーションスペシャリスト』にも活かせます
今の仕事は今の仕事で忙しく大変なことも多いですが、給料もよくなったし概ね満足しています